脱サラして海外挑戦の決意

アメリカ挑戦記

2024年パリオリンピックで日本の馬術界やスポーツ界に革命が起きたのはこれを読んで頂いてる   皆さまの記憶に新しい事だと思います。総合馬術で92年ぶりに日本チームがメダルを取った瞬間

私は映像を見ていたスマホを片手に叫びました。選手と馬や監督、グルームや支えてくれた日本   チームの結束力は勿論の事、ここにたどり着くまでの背景には先代の大先輩達がヨーロッパに

拠点を置けるような状況を作って諦めなかったからこそ成し遂げれた栄光に感動しました。そんな  感動の中、今の自分自身はパリとはほど遠いところでしかも画面越しで見ていた事に本当にこのま   

までいいのか?と自身に疑問を投げかけてました。このまま日本で今の安定した生活をしていれば   いつか海外遠征のチャンスは訪れるかもしれない。過去には71歳での最高年齢でオリンピック出場  

された方や60代でメダルを取る選手もいるほど馬術の選手生命は長いというのは皆さんもご承知だ  と思います。そういっていつか来るチャンスを待っている自分が当時は甘ったれている感じがして  

なりませんでした。2024年を思い返せば元旦に能登半島地震が起き、その翌日には飛行機事故が

起きてしまい、沢山の方が大変な思いをされたかと思います。そして人はいつ死ぬか分からない。  死ななくても怪我や病気、事故等で身体が自由に動かなくなるか分からないといった事が脳裏に浮  

かび、明日が来る事が当たり前だと思う事がそもそも間違いと自分の中で確信しました。今、身体  が動くうちに健康なうちに後悔しない人生を歩もうと決心しました。高校を卒業して家族と過ごし  

た時間よりも長い17年間の会社生活は私を大きく成長させてくれました。この乗馬クラブクレイン  という組織は世界一と自信をもって言えます。しかし、今の自分を変えるには何かを犠牲にして前 

に進む事が必要ではないかという考えに至りました。今の安定した生活や会社でのポジションを全  て犠牲にしてでも1日、1秒でも世界に挑戦したいしなければきっと後悔する。初老ジャパンの大先  

輩達がくれた勇気や感動を胸に、待つのはいい加減やめて自分自身の行動に責任を持ちこれからは  自分で全て決めようと思い会社を退職する事にしました。

そして、2024年の世界ランキング10位で数々のオリンピックや世界選手権やビッグイベントで活躍しているボイドマーティン氏にコンタクトをとりアメリカへの挑戦がスタートする事となりました。

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