VISAが手元に届くまで⑤

アメリカ挑戦記

📬 ビザ面接後、”Approved” から “Administrative Processing”へ。焦りと祈りの12日間

2025年3月14日。
東京のアメリカ大使館でのビザ面接を終え、少し肩の力が抜けたその帰り道。
「あとは待つだけだ」と、ホッと胸をなで下ろしていました。


🟢 3月17日:オンラインステータスが“Approved”に!

数日後、ビザのオンラインステータスを確認すると、表示されたのは…

✅ Approved

その瞬間、心の中で小さくガッツポーズ。
「よし、これでアメリカに行ける!」と、未来への期待がふくらみました。


🟡 しかし、その2日後…“Administrative Processing”に変化

ところが3月19日。
再びステータスを確認してみると、信じられない文字が。

🟡 Administrative Processing(追加審査)

何度見ても変わらないその表示に、焦りと不安が一気に押し寄せました。
「Approvedから戻るなんてあるの?」「何か問題があったのか…?」


⏳ 進まない日々と、迫る出発日

その後もステータスは変わらず、10日が経過してもパスポートは届かないまま。
私は4月3日に日本を出発予定。このままだと間に合わない可能性もある…
体験談では「3日で届いた」という声もあっただけに、余計に不安が募りました。

思い切ってカスタマーセンターに問い合わせたところ、返ってきたのはこの言葉:

2週間待っても返ってこなければ、再度ご連絡ください。

正直、何の安心材料にもならず、ただただ祈る日々が続きました。


✉️ 3月26日、ついに朗報が!

そして、待ち続けたその日──
メールボックスに1通の通知が。

📦 パスポートが発送されました

このメッセージを見た瞬間、胸の奥からこみ上げる安堵感と涙。
ようやく、長い長いトンネルを抜けた気がしました。

✈️ 夢への出発、そして2人からの言葉

パスポートが発送されたことを確認し、ようやく「アメリカに渡れる」という実感が湧いたその日。
すぐに、Windurraのボイド・マーティンと、私のP-1ビザ申請を支えてくれた弁護士グレンに連絡を入れました。


🐎 Boyd Martinからのメッセージ:

“Great news Kenta!! Can’t wait for you to arrive!! Let’s go for it!!”

この言葉を見て、胸が熱くなったのは言うまでもありません。
そして続けて送られてきたのが、彼の座右の銘とも言える一言

“The sky is the limit, Kenta.”


🌤 この言葉に込められた意味

The sky is the limit」は、
直訳すると「空が限界」ですが、英語の表現としては、

「可能性は無限大」「どこまでも高く飛べる」

という意味で使われます。

つまりボイドは、

「君が目指せる場所に限界なんてない。どこまでも夢を追い続けていいんだ、Kenta。」

というメッセージを込めて、この言葉を送ってくれたのだと思います。

長年、世界のトップレベルで戦ってきた彼の口からその言葉をもらえたことは、
今でも私の胸に刻まれています。


⚖️ Glenn(弁護士)からのメッセージと和訳:

“That’s wonderful news!!! I’m so happy for you, and to know that you will be working towards fulfilling your dreams makes my day.”

“I know riding and training at Windurra will be an amazing experience and contribute to your development.”

“What I haven’t shared with you is that my wife and I are avid riders (Western Pleasure) and horse owners… So hopefully I will be able to meet you one day—or at the very least, watch you ride. Stay in touch.”

“I look forward to watching you represent Japan in the 2028 Olympics.”


🇯🇵 和訳:

「素晴らしいニュースですね!!本当に嬉しいです。あなたが夢の実現に向けて努力していくことを知って、私の一日がとても幸せなものになりました。」

「Windurraでの騎乗やトレーニングは、きっとあなたにとって素晴らしい経験となり、成長につながることでしょう。」

「実はこれまで言っていませんでしたが、私と妻も熱心なライダー(ウェスタンプレジャー)であり、馬も飼っています。なので、いつかあなたに直接会えるか、少なくとも騎乗を見られる日を楽しみにしています。ぜひ連絡を取り続けてください。」

「そして私は、あなたが2028年のオリンピックで日本代表として活躍する姿を見るのを楽しみにしています。」


このメッセージを読んだ瞬間、
「ここまで来たんだな」と改めて実感しました。

ついに手元に戻ってきたパスポートには、VISAのステッカーがしっかりと貼られていました。

それを見た瞬間、胸に込み上げてきたのは、
これまでの苦労、支えてくれた人たちの言葉、そしてこれから始まる新しい挑戦のすべて。


✨こうして、パスポートに貼り付けられて届いたVISAの写真は——

自分で言うのも少し照れくさいですが、凛々しく、そしてとても輝いて見えました。

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