何故、アメリカなのか?

アメリカ挑戦記

馬術の盛んな国と聞かれたら、大抵の方はヨーロッパを想像すると思います。しかし、最近ではアメリカでも馬術は盛んなスポーツとなりつつあります。そして、何より私が人生を賭けて挑戦する場所が

アメリカなのはボイドマーティン氏がアメリカを拠点に活動しており、彼のもとで夢を追いかけて活動したいと強く想ったという事もあります。

ここで疑問に思ってる方もいらっしゃると思いますが、彼と何故コンタクトがとれたかを話していきたいと思います。

ボイドと私が初めて出会ったのは2018年の全国乗馬クラブ振興協会が主催する指導者講習会で初めて出会いました。当時の私は指導者資格の更新をするのが1番の目的でしたが、引退競走馬でリオオリンピッ

クに総合馬術アメリカ代表で出場するボイドに教えてもらえるという事がとても楽しみでした。講習会では引退競走馬というセカンドキャリアをどのような考え方をしてトレーニングしていくべきかを

とても細かく丁寧に教えてもらい、レッスンのアドバイスもとても参考になる事ばかりでした。講習会が終わって主催者と参加者、ボイドと会食をする機会がありました。その際にボイドが昨年会社を作っ

てこれからトレーニング施設の増築や人材を確保しなければならなくて大変だという話があり、私が冗談まじりに「じゃあ僕が行って働いてもいい?」とボイドに聞いたところ「勿論さ、ケンタなら大歓迎だよ」と言ってもらえた事を今でも鮮明に覚えています。

当時は、雲の上の話でこうなったらいいな位の感覚でした。そして3年後の2021年に東京オリンピックで彼が来日した時に再び会う機会がありましたが、競技の邪魔をしてはいけないという事で挨拶とバッジ交換のみでした。

それから3年後の2024年、36歳になりこれからの残りの人生はどう活動しようかなと、ふと思い返した時にボイドとあの時交わした言葉がどうしても頭から離れず、彼が講習会で来日するという情報を聞きいたので「まだ働き手は探している?探していたら少し話したい」とメッセージを送る事にしました。

彼からの返信は「もちろん、話そう。会えるのを楽しみにしている」といった返信でした。会う際にせっかく久々に会うのに手持ち無沙汰じゃつまらないなと思い。お菓子を作って持って行ってあげようと

考えました。出来れば日本のお菓子で外国人に受けるものという事でカステラを思いついたので前日に作り、持っていく事にしました。彼は喜んで食べてくれました。

そして、本題の話になり「ボイドのもとで働きながらトレーニングをしても良いか?」と尋ねたとこと彼からの返事は「今の現状、働き手が不足している特にライダーが足りないから是非来てほしいと」と

いう事でした。もちろん、その時の話は私が直接話したわけでもなく、その時通訳やボイドの講習会の段取りをされた澤井靖子さんの協力がありボイドと問題なく会話が成り立ちました。

最終的にここで渡米への決心がつきましたが、渡米前に会社の退職の事やビザの問題について沢山の課題が出てきました。

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